こんにちは!やす(@YasLovesTech)です。今週末はちょっとプログラミングばっかやってるので軽めの記事で失礼します。
コロナショックから3ヶ月弱ほどたち、米国株投資に再度参加する人も多くなってきたと思います。上記はダウとナスダックの過去1年の成長率を比較したグラフですが、ダウが-12.38%とコロナショックを引きずってるのに対して、ナスダックは+13.24%とコロナショックのダメージも少なく回復も早いことは事実として証明されてます。ナスダックはハイテク株が多くハイテク株は今回コロナショックでいち早く回復したセクターというのは間違い無いでしょう。
問題は今後で、ハイテク株はバブルでは無いか?ハイテク株はもう成長しないのではないか?という記事やYoutubeもちらほら見たのですが、僕自身はハイテク株は必ず上がると思ってるのでその理由を書いていこうと思います。
投資は自己責任でお願いします!
ハイテク株が伸びないとされてる理由
そもそも、ハイテク株が伸びないとされている論拠も適当すぎて解説するに値しないのですが、以下のような論拠を見かけました
- 過去10年間伸びてきたので、今後も10年伸びる可能性は歴史をみて低い
- コロナショックで資金の行き場がなく、ハイテク株に集中しバブルが起きていて崩壊する
実際は数字や比較など使ってそれっぽい感じで解説してるものも多いのですが、どれもファンダメンタルに注目したものではなく、あくまでも数字や統計に終始しているものが多かったです。そもそも”ハイテク株”(笑)という部分に大きな勘違いがあるので、上記のような理由は全く当たらないでしょう。
そもそもハイテク株というカテゴリはない
本題に対していきなり根底から崩れる話ですが、ハイテク株というカテゴリはそもそも存在しません。技術(IT)は手段であってマーケットではないのです。大事だからもう一度言います。
技術(IT)は手段であってマーケットではない
ハイテク株が過去10年にわたってなぜ成長してきたかというと、確かにテックによるテックのマーケットというものは存在しますが、かなりの部分が既存マーケットをITという技術によってユーザーにとってより便利なものに変化を遂げてきたのです。ITによって伸びたのでなく、ITによって参入しているマーケットのシェアとマーケット自体が大きく成長したのが正しい見方です。
セクター | 企業 |
小売・スーパー | Amazon, eBay, Shopify, Wayfair |
シンクタンク・コンサル | |
広告 | Google, Facebook, Tapjoy, Snap |
テレビ | Youtube, Netfli, Hulu, Twitch |
コミュニケーション・出会い | Facebook, Snap, Line, Tinder |
飲食 | UberEat, Grubhub, Doordash |
金融・決済 | Paypal, Square |
ホテル | Airbnb |
タクシー、バス | Uber, Lyft |
フィットネス・ジム | Peloton ( 唯一の企業!) |
上記は一部になりますが、各マーケットがIT企業によってとって代わられたのがよくわかると思います。ハイテク株と一括りにされますが、ハイテク株をよく見てみるとそれぞれのマーケットに深く根ざしているのがよくわかると思います。
ハイテク株がこれ以上成長しない!という論を張るのであれば、これらのマーケットの成長を否定するか、これらのマーケットがITが存在する前の時代に戻ることを想定しない限りありえないのです。
むしろ、コロナはマーケットのIT化を決定ずける
“ハイテク株”(笑)は、今後成長しないどころか、コロナによって各マーケットがオフラインからオンラインに急速に変貌を遂げています。むしろオフラインとオンラインの長きにわたる戦いを決定ずける転換期と見ています。コロナによって各マーケットにおけるオンライン主要企業は4月の決算で大きな追い風を受けてるのは間違い無いでしょう
Amazon, Microsoft, Shopify, Peloton, Netflix, Youtube, Zoom, DocuSignなど
GAFAMの成長は続くのか?
一方で、GAFAMの成長は続くとは限らないという論がありますが、これはありうると思います。そもそもハイテク株というよりかは、それぞれのマーケットでそれぞれのマーケットのシェアの争いになるので、GAFAMが新興勢力によって勢力図が書き換えられる可能性は否定できないでしょう。
僕個人の意見を加えるなら、10年後は流石にわからないですが3−5年というスパンでは引き続きGAFAMは成長を遂げていく可能性が高いと考えてます。
説明すると長くなるので割愛しますが、一言で言うと今後の成長に関する投資の額が桁が違う。と言う一言につきます。投資というのは、社内の既存事業に対する投資もそうなのですが、自身の事業を脅かすような新しいスタートアップが出てきた場合に数千億円という規模で買収をどんどん行なっているので、スタートアップは GAFAMに集約されていくというのが今の流れです。
今は、コロナによってスタートアップの資金調達が非常に厳しくなってます。この時を狙ってGAFAMは割安になったスタートアップを買収する機会とも考えてると思います。先週もFacebookがGiphyという有名企業を440億円ほどで買収しました。
彼らの投資チームの動きをシリコンバレーで眺めていますが、非常に優秀です。評判の良いスタートアップにどんどん投資をしていきますし、評判の悪いスタートアップには名前があまり出てきません。こちらのVCとの連携もよく取れているので、未来に対する見通しは世界のどの企業よりも肥えていると思います。
まとめ
今日の一番重要なところはなんども言いますが
技術(IT)は手段であってマーケットではない
です。”ハイテク株”(笑)が過去10年間大きく伸びた理由は、ITによって参入しているマーケットのシェアとマーケット自体が大きく成長したというのが正しい見方です。それゆえ、ハイテク株だから全てが成長するわけではなく、各企業の各マーケットに対するポジションや投資によって成長が左右されます。
ハイテク株だから投資する、投資しないと短絡的に的に考えるわけではなく、投資しようとしている会社のマーケットや成長性のファンダメンタルの分析を徹底するのが一番重要というのは王道中の王道でしょう。ぜひ、投資する際は決算資料や会社のウェブサイト、その他記事などをよく読んで投資するのがいいと思います。
今後もよろしくお願いします
ここまで読んでいただきありがとうございます。このような状況下はリーマンショックを経験した投資家ですら初めてのことなので、どこにも正解はないと思います。重要なのは、あまり他の人の意見に左右されずに自分の頭で考え、自分の信念で投資する。わからなければ休むことだと思います。
最後に、投資はあくまでも自己責任でお願いします。コロナウィルスは本当に怖いですね。皆様も手洗いなど十分にして気をつけてください。今後も良い記事を書いていきたいので、引き続き応戦よろしくお願いします。
今後ともよろしくお願いします
ブログを読んでいただきありがとうございます。
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