こんにちは!やす(@YasLovesTech)です。7月3週目はコロナショック以降、もっともテックグロースが下落した週となったのではないでしょうか?こういう時こそ、落ち着いて分析し今後の戦略に役立てたいものですね。
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週間上昇トップ20
早速トップ20の発表です。というものの、グロース株のほとんどが下落だったため、今回は下落しなかったランクという方が正しい見方かもしれません。また、いくつか個別にコメントをしていこうと思います。
全体感
私も表を作って驚いたのですが、なんとIPO銘柄の2つを除いて、全ての銘柄がVOOに負けるという結果になりました。ネットでは大方調整という意見が多かったと思いますが、この結果を見てもダウを中心としたバリュー株・オールドエコノミーに資金が流れた1週間だっただろうなと思います。QQQもかなり検討した週だったかなと思います。
小型グロース株Loverの方、もう先週はあきらめましょう。幾ら何でもVOOにほぼ全敗は異常といってもいい売られ方です。
LVGO(Livongo Health)
7月に入り、Q2のガイダンスを上方修正したLVGOは週間を通じて-1.49%。過去1ヶ月では55%上昇ともうほぼ鉄壁の守りを見せました。今までの成長も加味するとLVGOがもっとも好成績を残したといえます。PSRは36とやや手が出しにくい水準になってきました。
もっとも、ヘルスケアが全体として好調な週でしたので、LVGOはヘルスとしての見られ方が比較的好成績を残した理由だったかもしれません。似たような銘柄のTDOC(Teladoc)も14位と検討しています。
COUP(Coupa)
会計や費用清算のSaaSモデルを展開しているCoupaもかなりの強さでした。月間でトータルで20%も伸びているにも関わらず週間で-1.51%。これは正直かなり意外な結果でした、そもそもPSR40で下落幅が大きいと考えていたのですが、結果論防御力にかなり優れているという結果になりました。
PSRがすでに40と割高で手が出しにくいのですが、防御力を考えれば組み込みたい銘柄の1つかもしれません。あまり深くは知らない銘柄なのでいつか時間があれば分析してみたいなと思います。
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CHGG(Chegg)
オンラインでテキストの売買やレンタルを運営するCheggは、月間で14%成長。週間でも-2.69%と攻守ともに非常に安定しています。あまり分析はしてないのでコメントは控えますが、年間成長率35%でPSR16.7というのはぱっと見は割安に見えます。手を出しやすい銘柄の中では一番攻守に優れた銘柄と言えるかもしれません。
ZS( Zscaler)
ネットワーク全体のセキュリティを得意とするZscalerは週間で-4.13%。月間で13.31%とこちらも安定しています。一方、エンドポイントのセキュリティを得意とするCRWD(CrowdStrike)は週間-13%、月間で2%とかなり差が開き同じセキュリティ銘柄でも明暗が別れました。何がこの差を分けたかは正直わかりませんが、CRWDの方が月間を通じて何かと売られやすい印象はありました。年間売上が40%成長してるものの、PSRは34.8。まだ手を出しにくいですが、-4%も落ちたので買うにはいいタイミングかもしれません。
TDOC(Teladoc)
リモート診療のプラットフォームを手がけるTeladocは週間で-4.9%、月間で13.39%と堅調です。Livongoと同様にヘルスケアの領域であるので売られにくかったのかもしれません。年間成長は41%と高成長を維持し、PSRも23なので攻守ともに優れ比較的手の出しやすい銘柄かもしれません。
先週ブログでも取り上げましたが、リモート診療はコロナによって追い風を受けてるので次の決算も期待が持てます。決算は7月29日です。
SQ(Square)
最後にモバイルで簡単にクレジット決済が可能なソリューションを展開しているSquareです。週間で-5.72%と、ここまでくると防御力が高いとは言いづらいですが、月間で24.43%成長とかなり株価が伸びています。正直、コロナでビジネス全体が低迷するのでその影響を受けてSquareもあまり伸びないのではと考えていたので、あまり注意深くみてませんでしたが、月間ではもっともパフォーマンスのでた銘柄の1つです。SaaSではないので、PSRをそのまま適応できるわけではないですが、一応9.5です。
Squareは何かと乱高下の激しい銘柄ではあるので、検討される場合はその他資料も注意深くみた方がいいでしょう。
7月4週目の決算
今週のテック銘柄で重要な決算は上記ツィートした通りです。一番の目玉は7月22日のマイクロソフト(MSFT)でしょう。ここでつまづくとテック全体に悪影響を及ぼしかねません。また、個人的には7月20日、Limelight Networks(LLNW)と 7月21日Snapに期待をしてます(Twitterでは7月21日LLNWと書いてますが20日の間違いです)。どちらも持っているわけではないですがLLNWはCDN銘柄であるため、同じくCDN関連のFastly(FSLY), CloudFlare(NET), Akamai(AKAM)の決算を占う意味があります。CDNはネットトラフィックの増大とともに売上が上がる銘柄ではありますので、LLNWがコロナによる巣篭もり需要でどれだけ成長しているかはその他のCDN関連の決算を推測する上で役たちます。
同様にSnapもFacebookと連動性の高い銘柄です。一般的には広告モデルで苦戦が予想されているため、Snapが苦しければ同様にFacbeookも難しい結果になるでしょう。もし、広告が予想より好調であればFacebookにも同様のことが期待できる可能性があります。連動性はFacebookほどではないですが、若干Googleにも連動します。
また、 Snapという会社はシリコンバレーにいてももっともイノベーションに貪欲な会社の1つではあるので期待をしてます。Facebook同様にARにかなり力を入れているのでARを信じるのであればSnapはぜひ注目しておきたい銘柄です。
今後もよろしくお願いします
ここまで読んでいただきありがとうございます。やすブログでは、テックニュースやテック株の解説記事を引き続き書いて行こうと思います。
特に他のブログでは財務分析に重きを置いてるケースが多いと思います。テック銘柄は数字ではわからない部分が多く、本質的なテクノロジーや産業優位性を考えることがかなり重要と考えてます。やすブログではファンダメンタルなテクノロジーの優位性や成長性などに今後もフォーカスしていきます。
最後に、投資はあくまでも自己責任でお願いします。プライバシーポリシー・免責事項をよくお読みください。今後も良い記事を書いていきたいので、引き続き応援よろしくお願いします。
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