こんにちは!やす(@YasLovesTech)です。今日は、自身へのメモも含めて10月までの振り返りと今後投資方針についてのメモです。読んでもらうための記事というより、自身の振り返りを含めた記事になります。月末に過去を振り返り、今後の戦略を立てるブログになります。ちなみに、9月の振り返りはこちらです
- 来週はまだ9%ほど下がる可能性はありつつも、大統領選で視界がクリアになれば緩やかに上昇観測
- 基本的にハイテク・グロースの決算は好調。
- コロナ感染者、金利に注意
- 大統領選はトランプが急に追い上げてる。どっちが勝ってもおかしくない
- 注目領域
- 決算が良かった銘柄
- Eコマ
- 巣篭もり関連
- SNS(広告)
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パフォーマンス
米国株の投資は2018年からまったりとやってましたが、3月上旬のコロナショックを機に全ポジションを解消。コロナショックの影響を多少は受けるものの致命傷は逃れ、4月1日にサイドイン。およそ7ヶ月かけてポートフォリオを組み直してきました。コロナ後に大きく資金を増やしてるため年初来のパフォーマンスもだいたい以下のようになります。
10月はほんとこれでもかってくらいやられてます。9月末に含み益込の株式は、10月の暴落で次々と現金に化けて行きました、、、PFを常に組み換えてるので正確なパフォーマンスは計算するのは難しいのですが、今のところ+25%ほどです。10月の最高値の時は+40%ほどあったので本当に大きくくらいました。また、毎月資金を追加し続けているのですが、8月くらいから調整が何度も続き、追加資金に対するパフォーマンスがあまり出てないのも原因です。
大統領選の3日前後にかけて1段と下がることが考えられるので逆指値をしっかりかけて、含み損だけはしっかり守りたいかなと思います。
現在のポートフォリオ(10月30日時点)
9月のポートフォリオと比べだいぶ変わりました。3、4くらいの銘柄が星になってしまったので、含み益が多いPelotonとZoomだけが半分ほどを占めるというかなり歪なポートフォリオになってます。8月くらいから育ててきた銘柄が飛んだのはほんと悲しいですね。
10月のトレンド振り返り
10月頭くらいから、割高を警戒し続けてきましたがPSRが危険水位に至っても、3週間ほど高水準に貼り続け10月末に最後下落してしまったという形になります。PSRを観測し始めてから高音に張り付いたのが一番長かったように思えます。
10月上旬に一定量のコンマリをし、現金比率を高めて備えてきましたが大きく2つのミスをしたように思えます。
1つ目は、10月の中旬くらいに一部の銘柄が大きく下げたときに、だいぶ下がったなと買い増しをしてしまったこと。PSRの中央値さえ見てれば、まだまだ高値にいたので手を出すべきではなかったなと思います。9月の末にPSR(4x)が20を超えた時点で、追加の購入は一切禁止と鉄のルールにすべきでした。高値が長引いたため判断をミスりました。
2つ目は、ミスというより逆指値の設定です。私は、小さく入って被害を最小化してて、含み益が出てきたら買値よりちょっと高いところで逆指値を入れて、調整局面でも損は出さないというスタイルでやってます。今回の調整局面でも基本は大きな損失を出さずに乗り切ってますが、今後からはやり方を変えなければなりません。具体的には、株式の半分は今まで通り、損をしないラインでの逆指値。残り半分はTrailingオーダーで常に株価の-10%程度で売却するなどパフォーマンスを少しでも高める努力をしていこうと思います。損は出てないとはいえ、かなりの含み益が吹っ飛んだのは流石にメンタルにきます。
好決算が続くグロース・ハイテク
株価の下落とは裏腹に、グロース、ハイテク企業の業績は基本好決算が続いてます。
ミラクル決算: Snap, Pinterest
好決算: Tesla, Twilio, AMD, Fiverr, Etsy, Teladoc, Amazon, Digital Turbine
ぼちぼち決算:Chegg, Facebook, Google
これらの決算は通常であれば、決算後に緩やかに株価が上がってもおかしくない銘柄ばかりです。実際に、翌日は反応したところもちらほらありましたが、相場感は圧倒的に下落方向。ちょっとは上昇するものの、決算後に下落するケースが多かったです。私も、好決算で買いに行っていくつかやられました。
ただ、これらの好決算企業は売上が上がり、株価も下がったのでPER, PSRは相対的に下落しています。今回の調整が落ち着けば必ず評価されて再び緩やかに上昇に転じると思います。
決算全体としては、景気が緩やかに回復してるんだなと思わせられる決算でした。足元でコロナ患者が増加しており、再度ロックダウンとかに入ると景気が減速しないか心配です。
また、特徴としては広告を主とした企業の業績回復が顕著です。Snap, Pinterestのミラクル決算をはじめ、Googleも減収減益から14%YoYまで成長してきたので、かなりの回復ぶりが伺えます。広告が復活してくるということは、出稿側がビジネスに積極的になっているということなので、全体的に景気が良くなってきたのかなと感じます。
GDPが33%回復
こちらの記事の中にチャートがあるので見ていただければわかりますが、2020年Q2のGDPが年率ベースで33%も回復したとのことです。最も、Q1で大きく下落したので完全回復ではないですが、景気全体としてはそこを打ったのかなと思います。先ほどの、広告出稿企業の回復と合わせて、景気回復が伺えます。
コロナ感染者増加も死者は一定
もうすでに知ってる方も多いと思いますが、アメリカのコロナ新規感染者は7月の第2波を超えて、過去最大の数値になってます。またヨーロッパの各都市も、続々とロックダウンに入ってますので、これによる景気の減速が懸念されます。
とはいうものの、死者の数は2週間前の増加に比べそれほど反応してないように思えます。今後も死者数の注視は必要ですが、7月のケースでは最終的に死者が増えなければ株価はなんとか乗り切って行きました。。今回の下落はあくまでもコロナ患者増と大統領選の不明瞭さの合わせ技で落ちてるのだと思います。
金利は緩やかに上昇
忘れてはいけないのが、金利が緩やかに上昇してます。私は、マクロ的な動きは苦手なのですが、一般的には金利が上がると株式から資金が逃げると言われてます。確かに、10月の大型調整はこの金利の動きに相関しているともいえそうです。高PSRから徐々に資金を引き揚げて行かなければならないのかなと思います。
10月以降の予想と動き
残念ながら来週はまだもう少し落ちるかも
PSRの観点だけでいえば、9月の末より9.4%高い位置にいます。グロースは全体的にPSRが高めですが、この事実だけを見れば来週はまだ9%前後下落することは十分に考えられそうです。もし、大統領がさくっと決まれば落ちきることはないかなと思いますが、もつれれば9%前後の下落を覚悟しておいた方がいいでしょう。
全体的な相場は大統領選が落ち着き後緩やかに上昇が期待
大統領選になりますが、上述の通り基本決算は良かったため、大統領選が落ち着き視界がクリアになれば、緩やかに上昇していくのかなと考えてます。
決算無事通過: Google, Facebook, Amazon, Tesla
やや不安: Microsoft
かなり不安: Apple
相場の元となる、GAFAM + Teslaに対する決算の評価はこんな感じです。これらはナスダックやダウの流れの元となっているので重要と考えてます。足元が大きな調整が入っておりかなり不安になりますが、これらの企業の売り上げは10+%前後前年同期比で伸びています。業績は決して悪くはありません。であれば、株価はランダムウォークしながら長期的には伸びていくことが予想されます。
大統領選の見通し
いよいよ11月3日の大統領選が近づいてきました。私も投票権があるので(笑)、大統領選のディベートはもちろん、両者のスピーチを見てしっかり投票しようかなと考えてます。住んでるのがカルフォルニアなので、何をどうもがいてもバイデンになるんですけどねw
メディアの世論調査ではバイデン優位が伝えられてますが、実際の状況は全くそんなことはありません。かなりの接戦です。どちらが勝つか本当に分からない状況です。
2016年の大統領選もReal Clear Politics上では似たような状況で、この灰色のほとんどがトランプが取って行きました。クリントン候補が取ったのは2、3州程度でした。全体としては、西海岸、東海岸の海沿いは圧倒的にバイデンなので、バイデン支持が絶対数としては多いですが、中部の接戦州では急速にトランプが追いついてます。
例えば、接戦州の一つのオハイオ州では、Real Clear Politicsによればトランプが10月に入り逆転してます。Real Clear Politicsはあらゆる世論調査の平均を取ってるので、ややバイデン有利寄りに出ますが、それでもトランプが上回る結果が出てきてます。
いずれにせよ、バイデン、トランプどちらが勝ってもおかしくない状況です。そして、指摘されてる通り、接戦となった場合選挙戦がもつれ込む可能性もあるので、投資としては大統領選を見守りつつ資金を入れていくしかありません。
ただ、ベストシナリオとしてはトランプ圧勝というシナリオがあります。おそらくバイデンが圧勝することはないですが、トランプが圧勝することはありえます。2016年の時も事前の世論調査とは全く異なるトランプ圧勝の結果となりました。状況としては似ています。その場合、11月4日から急速に相場が回復していくことは十分に考えられます。今週末の土日に続々と世論調査が出てくるのでトランプ勝利の観測が高まれば、早ければ月曜から反応することすらありえます。ナイフはまだまだ落ちている最中ですが、地面に落ちたかなと思ったら少しずつ資金を入れていくしかないかなと思います。
いつ、大統領選の見通しが明らかに分からないので、来週からいつでも相場が安定する準備は必要だと思います。週末はどの銘柄にエントリーするか、しっかり時間を使って行きたいなと考えてます。
決算が良かった銘柄を強く握る
相場回復が早ければ11月4日くらいになります。様々なグロース銘柄がありますが、一番投資先として優良候補は、すでに好決算が伝えられてるにもかかわらず暴落した銘柄でしょう。一方で、決算がどうなるか分からない銘柄に入れるのは若干メリットが薄いかなと感じます。相場は早ければ来週にも回復して行きます。先週までの決算で、どの銘柄が良くて、どの銘柄が悪かったのか今一度確認して入るのがいいと思います。
これらは、アナリストの予想も超え概ね決算が良かった銘柄です。参考になれば
*個別で詳細な分析(今後の見通しや競合優位性など)はもちろん必要です!
ミラクル決算: Snap, Pinterest
好決算: Tesla, Twilio, AMD, Fiverr, Etsy, Teladoc,Amazon, Digital Turbine
ぼちぼち決算:Chegg, Facebook, Google
注目領域
- Eコマ
- 巣篭もり
- SNS(広告関連)
これまで書いた通り、大統領選が落ち着けば相場は全体として緩やかに伸びていくことが考えられますが、注目セクターは以下の通りです。
Eコマ
Amazon, Etsyの決算が終わりましたが、経済活動の再会が堅調だったQ3もEコマースは概ね好調です。不謹慎ですが、コロナ感染が広がってるのでよりオンラインでの買い物が盛んになるのに加え、これから最大のかき入れ時のホリデーシーズンに入るので、Eコマ関連は一銘柄持っておいてもいいのかなと考えてます。
Eコマはこちらに特集してるのでこちらを見てもらえればと思います。
巣篭もり
ワクチン開発に左右されることになりますが、足元のコロナ感染が増えてる上に、気温も下がってきており、皆がより自宅にいる時間が長くなるので巣篭もり関連は恩恵があると思います。
・Zoom, Peloton, Okta, CrowdStrikeなど
SNS(広告)
決算からも明らかになりましたが、SNSや広告関連ビジネスは急速に成長してます。決算を見る限りは、出稿費用の回復どころか、大きく成長しているように見えます。明らかに企業の出稿が回復してますが、この傾向がQ4,Q1も続いていくことが期待できます。
特にSNSはユーザー数を増やすのが一番困難です。この一番困難な部分がコロナ禍において、大きな追い風を受けている上に、広告費も回復しているので大きな恩恵を受けるのではないのかなと考えてます。
銘柄別
売却したもの(売却させられたもの)
Amazon, Fastly, Square, CrowdStrike, Agora(API)
Aamazon
半年ほど持ってましたが、好決算にもか買わず株価の伸びがいまいちなので手放しました。良い銘柄だとは思いますが、より高いパフォーマンスを目指すためコンマリさせていただきました。
Fastly, Square, CrowdStrike
売る気はなかったのですが、逆指値に引っかかって売却させられました。Square, CrowdStrikeは再度エントリーしようと考えてます。
Agora
TwilioやZoomなど競合も多くなってきたので手放しました。
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ポートフォリオ
1軍 : 長期保有 ( 3銘柄 )
現時点では長期保有(1年〜)を考えてる成長の主力銘柄です。(+X%)は現時点でのパフォーマンスです。広く分散していきたいので1軍は13-15銘柄くらい確保していきたいなと考えてます。また、一軍は最低でも決算を1回通過した銘柄のみを一軍にしてます。
Peloton(+61%) 売上成長Y/Y 172%
Livongo(+48%) YtoY 126%
Nvidia(+14%) 売上成長YtoY 50%
2軍が育ってきていたので、1軍を入れ替えようと売却してたのですが、2軍が狩られてしまい、、、1軍がだいぶ薄くなってしまいました、、、これらは含み益もまだ十分にあるので、そのままホールドしておこうかなと思います。
2軍 : 見極め中
将来的に1軍に入れたいなと思いつつも、まだ含み益も多くなく決算も迎えてない不安定な銘柄です。
Zoom(+21.9%) 売上成長YtoY 355%
ETSY(+4.19%) 売上成長YtoY 128%
Sea Limited(+8.36%) 売上成長YtoY 93%
Pinterest ( +1.1%) 売上成長YtoY 58%
今回の暴落にもかかわらず残ったのが4銘柄になってしまいました、、、含み益も薄いため、あと1段・2段の下げがあったら星になってしまいそうです。
Pinterestは決算ガチャ成功したものの、決算後に喜んで買いましたら一気に下落してしまい、、、全体としては+1%と苦しい展開になってしまいました(涙)。買い増しせず放置してれば良かったものを、、、あの決算で下がるとは想定してなかったです、、、試合が完全に悪かったですね
3軍: 上昇相場に向けてエントリー
Square, CrowdStrike, Fiverr, MercadoLibre, Digital Turbine
それぞれ1%程度とかなり薄い状態で持っています。これらは上層相場で再度育てて行こうかなと考えてます。月曜・火曜でまだ下がると思いますが、相場の回復を見て少しずつ入れて行こうかなと思ってます。
Digital Turbine, Fiverr : 決算良かったです。これらは小型グロース銘柄ですね
MercadoLibre : 前から欲しかったのですが今回落ちてきました。また今回の下落も強いし、Eコマの見通しもいいと思います。南米の王者なので長く持てると思ってます
Square, CrowdStrike: 狩られたので再度インです。
ETF
ARKK(-5.07%)
ETFはARKKのみです。ARKKは僕があまりカバーしてない銘柄を持ってるので、それに対する備として持ってます。
ブログ・Youtube
Twitterフォロワー: 23585人 (+3,114人)
ブログPV:26万 ( +3万)
Youtube登録者数:7,232人( +3662人)
本当に、皆さんいつもありがとうございます。
今後も応援何卒よろしくお願いしますmm
今後もよろしくお願いします。
ここまで読んでいただきありがとうございます。やすブログでは、テックニュースやテック株の解説記事を引き続き書いて行こうと思います。
特に他のブログでは財務分析に重きを置いてるケースが多いと思います。テック銘柄は数字ではわからない部分が多く、本質的なテクノロジーや産業優位性を考えることがかなり重要と考えてます。やすブログではファンダメンタルなテクノロジーの優位性や成長性などに今後もフォーカスしていきます。
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