ポストコロナ後のセクター・銘柄について考察[やすPF公開]

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投資全般

こんにちは!やす(@YasLovesTech)です。11月9日のファイザーワクチンのニュース以降、株価は全面的に上がってはいますが、内容によっては非常に濃淡があります。私なりに、調査を進めてポストコロナ後に上がりやすそうなセクターや銘柄についてある程度仮説が整ったので今日はそれを私自身のメモがてら記事買いていこうと思います。正直、ここから先はまだ誰も知らない未知の領域です。誰が・何か正解なのかまだわからないというのが正直なところだと思います。あくまでも私の考えですので、今後のPFの考察に役立てれば幸いです。

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ポストコロナ後、銘柄・セクターの選び方について![やすPF公開]

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やすの現時点のポートフォリオ

ますは、重要なDisclose事項として私のPFを公開させていただきます。ただし、ポストコロナに向けて一部銘柄は随時調整を入れてるので来月はまた大きく変わるかもしれません。

PF全体としては先週まで確か、ビデオ会議のツールを持ってたと記憶しますが、、、、それがなければ直近2週間のパフォーマンスは結構良いので今のところうまくいってるのかなと考えてます。

大枠のコンセプト

大枠のコンセプトは11月上旬に買いたブログ通りにPFを構築してます。なので大枠のコンセプトはそちらも参考にしてもらえればと思います。今日はこれのアップデート版という立ち位置になります。

前提として、11月中に申請された、Pfizerやモデルナのワクチンが早ければ12月中にも承認され、それが徐々に景気回復に寄与していくという前提でストーリーを立ててます。ただ、ワクチン失敗もあり得るので常にそれのそなえもしているつもりです。

セクター・PFは三つのカテゴリに分類される

コロナOK組:コロナ禍で特需を受けたか、被害が少なかった
コロナ一部NG組:コロナ禍で一部のセクターにダメージを受け組
コロナNG組:コロナ禍でビジネスセクターのほとんどがダメージを受けた組

よくコロナ後はバリュー株だという言われ方をしますが、私はそれは完全には正しくないと考えてます。バリュー株という言い方をしてしまうと、どうしても航空株や銀行株を連想しがちです。コロナによって被害を受けた銘柄にはいわゆるグロース株なども多く含まれており、それらをコロナNG組とカテゴリすることにします。

コロナOK組

これらの組みにはコロナ禍に置いて、被害が少なかったか、もしくは特需を受けた銘柄・セクターがカテゴライズされます。上記の表のように、Esty, Amazon. Zoom, Peloton, CrowdStrike, Rokuなどが代表格ですね。

このセクターに属する銘柄は、例え成長力が普通であっても、コロナ禍においてダメージが少ないため、低金利によるPSRブーストを受けて株価が大幅に上がっています。例えばWix.comなんかは、成長力がYoY+25%程度の普通のグロース株ですが、YTDで株価が+111%と急騰してます。ただし、低金利によるPSRブーストにおける株価上昇は7月まででそれ以降は株価が基本的に横ばいです。別の言い方をすれば、低金利・金融緩和により将来の成長分の株価を先食いしてしまったという表現がわかりやすいと思います。

コロナOK組に属する銘柄であれば、どんな銘柄であれ3月から9月まで株価が急騰する傾向にあったと思います。ただ、真のグロースでない限り8月・9月ほどで株価の伸びは止まってしまい、意外と伸び悩んだ銘柄も多くあったと思います。

これらの銘柄は、コロナ禍においても大きく成長してた銘柄も多く、来年以降は今年の成長力を上回れないとなかなか厳しい展開が予想されます

コロナ一部NG組

これらのグループには、コロナ禍において一部の事業が被害を受けた銘柄が入ります。上記の表のようにSquare, MercadoLibre, Sea Limited, StoneCoなどが該当します。例えば、SQはコロナ禍においてCashAppが絶好調でしたが、PoSシステムや金融事業は絶不調です。それでもコロナ一部NG組に属する銘柄は全体で見れば非常に恵まれていたため、低金利によるPSRブーストを受けて株価が大幅に上昇しています。

これらの銘柄はポストコロナでも被害を受けたセクターが回復に向かうため、事業は引き続き伸びていくことが期待されますが、伸びてしまったPSRと成長力の綱引きが続くことが予想されます

コロナNG組

これらの組みには、コロナ禍においてビジネスの成長に大きな影響があった銘柄が入ります。いわゆるバリュー株と呼ばれるものが多く入り、思いつくところだと航空株、観光、レジャーなどが入ってきますが、細かく見ていくとグロース株に分類される銘柄も多く入っており、コロナNG組に対するPFの構築の仕方で2021年のパフォーマンスが大きく変わりそうです。

これらの銘柄はコロナ禍でダメージを受けてしまっているため、基本的に資金が集まっておらず低金利によりPSRブーストを今まで受けてなかったですが、11月のワクチンニュース以降、PSRのブーストが始まってると私は理解してます。

大きなチャンスがコロナNG組にある可能性

私は、このコロナNG組みに大きなチャンスがあるのではないかと思い、その仮説を中心にPFを組んでいます。上述のWix.comの例ですが、2020年の3月〜8月はどんな銘柄でもコロナによって被害を受けてなければ全ての銘柄が等しく株価が上昇する局面でした。

仮説に過ぎないですが、今からの局面はコロナ禍によってダメージを受け、尚且つ、しっかり回復していく銘柄は等しく株価が上昇する局面の可能性があると考えてます。全体的にはまだ低金局面のため、コロナNG組の業績がコロナ前まで回復する見込みがあれば理論的にはPSRはコロナOK組と同レベルまで成長するはずです。というより、11月のダウや小型株アゲアゲ相場はすでに入り口に入っている可能性が高いと見てます。

ただし、2020年の3月以降の局面でもそうですが、成長力によって株価の上昇には濃淡があります。Wix.comは元々の成長力がそれほど強くないため7月で株価上昇が止まってしまいましたが、成長力が強いCrowdStrike、Etsy、Sealimitedなどは一貫して株価が上がり続けてます。

コロナNG組の全ての銘柄が大幅上昇するラッキー局面の可能性はありますが、その選び方によって2021年の4月以降の株価の伸びが大きく変わる可能性は高いと考えてます

やすPF

コロナOK組(21%) : Peloton, Pinterest, Nvidia
コロナ一部NG組(35%):Square, SeaLimited, MercadoLibre, Lightspeed, StoneCo
コロナNG組(28%):Uber, Lyft, Ocular, Eventbrite, Agilysys
ETF(16%) : ARKK, ARKG, QCLN, VTI

基本的に、コロナOK組みのポジションを大幅に減らしています。いわゆる巣篭もりやWFH銘柄と呼ばれる銘柄です。今後、ワクチンが承認され景気回復が本物になってくるとこれらのPSRがすでに超割高になっている銘柄は資金が入りづらい状況が長く続くと想定されます。ただ、Peloton,Nvidiaは長期で持っており含み益も多いのでいったんはホールド。Pinterestはポテンシャルが相当に高いと考えてるのでこれも9日ワクチンニュース後にサイドインしてます。私の予測ですが、この組みに属する銘柄は2021年は苦戦すると思います。ですが、ワクチンがうまくいかなかったストーリーにそなえ3銘柄をホールドしてます。

ワクチンがごたついたり、失敗したときに備えて、コロナ一部NG組に属するグロース銘柄を多めに組み入れてます。これらはすでにPSRが高めでワクチンが承認されればそこまでの伸びは期待はできませんが、もしワクチンや景気が思惑通り回復しなかったときのためにどちらにも転べるグロースを多く配置してます。例えば、LightSpeedはレストランや小売向けのPoSシステムを開発してます。コロナ禍において成長が鈍化しましたが、QR決済やフードデリバリーに対応してるためコロナ禍でも一定の成長は維持してた銘柄です。今後、景気回復するにつれてレストラン・小売が再度盛り上がってこれば、PoS自体の需要も大きく復活するし、コロナ対応もしっかりしてるLightSpeedはまさにワクチンが承認されてもされなくでもどっちにも転べるグロースと考えPFに組み込んでます。他の銘柄も似たような思惑で組み込んでます。

今後、一番力を入れていくのがコロナNG組みに属するグロース銘柄です。これは次の項で詳しく紹介しますが、全体幹としては今後景気回復によるPSRブーストを大きく受けると思いますので、12月も積極的に組み込んでいきたいなと考えているカテゴリです。

基本はグロースを中心に組んでいきたいのですが、その他わからないセクターについてはETFでカバーします。特に一番期待してるのがヘルス・バイオを司るARKGです。これは後述しますが2021年のポストコロナで大きく活躍すると思います。その他、クリーンエネルギーのQCLN、ARK社のARKKです。VTIはいったん余ったお金を現金よりマシというポジションで入れてます。いずれは解消予定です。

コロナNG組に属する良い銘柄の条件(リカバリーグロース)

上述したように、コロナNG組の全ての銘柄が大幅上昇するラッキー局面の可能性はありますが、その選び方によって2021年の4月以降の株価の伸びが大きく変わる可能性は高いと考えてます。その条件はいかのように考えてます

・コロナNG組に属するグロース x テック株
・コロナ前までの成長力が高い
・業績回復が早い

コロナNG組属するグロース x テック株

テック x グロース銘柄にも関わらず、低金利におけるPSRブーストを受けてないグロース銘柄はかなりの魅力を感じます。2020年はグロース銘柄が大幅に上昇した年でした。ですが、コロナで影響を受けてしまったという理由で、株価が伸びるどころか、大きく下落してしまったテックグロース株が多くはないですが、存在します。これらの銘柄は景気回復とともに2020年のグロース株が受けた同様の恩恵を受ける可能性が高いと考えてます。私のPFにも組み込んでいる、UBer, Lyft, EventBrite, Agilysysはまさにそれらの筆頭銘柄です。

コロナ前までの成長力が高い

上述したWixの例のように、成長力によってコロナ回復局面の株価の伸びが大きく変わります。私がこの点で一番期待を寄せているのがLyftです。

あまりこのような銘柄を見つけられてませんが、Lyftはコロナ前までの成長力がピカイチです。キラキラです。にも関わらずPSRは5以下で放置されています。もちろんコロナで大きく影響を受けてしまっためですが、業績はQ2に底を打ち、月ごとに回復して行ってます。

LyftはUberともに配車サービスでは最大手の一つです。コロナ後の回復から、さらに先、自動運転やEV、エアタクシーなどの展開も長期では視野に入っているので、コロナ回復局面だけではなくその後の長期的なグロースの恩恵にも与れるので最も良い候補の一つと考えてます。他にもこう言った銘柄を探してますが、UBER, Lyftそして、IPO予定のAirbnb以外はあまり見つけれられてないというのが現状です。

Lyftはワクチンニュースで大きくあげましたが、イギリスのワクチン承認を受けた後も大きく伸び、1ヶ月で+56%も伸びました

業績回復が早い

分析を進めていく中で、業績回復が早い銘柄の特徴がいくつかわかってきました。

・手術関連 ( MUSTなもの )
・近隣のリア充銘柄

この2つに関連する銘柄はポストコロナの鉄板です。

手術関連 ( MUSTなもの )

手術関連銘柄はコロナ禍において、手術の停止を余儀なくされました。ただ、6月以降順次手術が開始されてきているため業績が急回復してきてます。移植手術のテストキットなどを作っているCareDxは業績がわかりやすいように6月に底打ちしてます

最もこれはそれほど大きくへこんではいませんが、他の多くの手術関連銘柄が6月に一度業績を大きく落としており、回復が出遅れてますが、業績の回復スピードはその他のコロナNG銘柄よりかなり早く回復してます。私のPFに組み込んでいる、Ocularも目の手術後に使う医療薬でこちらも6月以降に急速に業績が回復してます。

バイオ・ヘルスセクターはそもそも2020年も大注目のセクターの一つです。コロナ禍においても順調な銘柄は多く存在します。一方で、コロナ禍で業績が思うように回復してない手術関連・病院関連銘柄も多くあるのでポストコロナにかなり期待できます。ただし、この領域は素人には評価がかなり難しいので、ARK社のバイオグロースETFであるARKGにかなりの期待をしてます。上述のCareDXも入ってる他、ワクチン銘柄、実用に成功したmRNAワクチンのコロナ以外への応用を睨んだ銘柄など多くの成長銘柄が組み込まれているETFです。バイオ・ヘルスは詳しくないですが重要なセクターなので私はARKGを多めに貼ろうと考えてます。

ARKGもCDNAもワクチンニュース以降20%+と大きく伸びました

最も、ここでは手術と書きましたが、要は生活やビジネスに必ず必要だけどコロナ禍によって実施されてなかった銘柄全般が当たりますが、手術関連以外では明確な回復パターンは見かけれれませんでした。強いていうなら建設関連(URIなど)が少しそれに近い動きを見せてます。低金利と相まって家の建設なんかも決算上は良い動きをしてます(GRBK, RH)

近隣のリア充銘柄

景気回復はどうやら近場からしていくようです。

私が注目しているLyftの配車の数ですが、Q2->Q3には若干コロナが落ち着いたのを受けて44%回復しました。Q4のコロナ再拡大で減速が怖いですが、先日のニュースによると11月も弱いもののMoMで回復基調にあるようです。

Domestic travel represents travel within the same country, when the guest’s origin country is the same as the destination country. While air and cross-border international travel has been significantly impacted by COVID-19, domestic travel around the world has been extremely resilient.

Airbnb Form S-1

Airbnbの資料でも国内におけるAirbnbの利用は急速に回復していると報じられてます。

これらの事実からワクチンが配布され、まず真っ先に回復していくのは近場の経済になる可能性が高いと考えてます。ワクチン、ポストコロナと考えると航空やレジャーを考えがちですが現実的には、身の回りのリア充銘柄をまず買っていくのが良いのかなと考えてます。UBER, Lyftなんかはまさにそれの代表格だと思います。また、レストラン・ホテル関連を買うことはなかなか難しいですが、レストラン・ホテル向けのPoSであるLSPD, PAR, AGYSなんかもツルハシとして良いと考えてます。

UBERはワクチン以降+30%、LSPDはワクチン以降+50%と大きく伸びてます

まとめ

アメリカのワクチン承認は12月10日頃と予想されてます。ワクチン承認前後でどういう方向にせよ、一つのマイルストーンになることは間違いないと思います。11月に株価をかなりあげてしまったため、いったん調整が入る可能性もありますし、ポストワクチン銘柄が大きく上がる可能性もあると思います

全体としては、ワクチンがごたつく可能性もあるのでコロナOK組、コロナ一部NG組、コロナNG組をバランスよく配置しているつもりです。ただ、目線としてはコロナNG組みのパフォーマンスが今後は上がっていくだろうなと考えているのでこのセクターへの投資を今後も注力して行こうかなと考えてます。

何度も書きますが、今まで盛り上がっていたグロースを中心とするコロナOK組はPSRがかなり高いところに張り付いています。これ以上、PSRが伸びていく余地はあまりないのではないかなと考えてます。コロナNG組は今まで業績がかなり悪かった分、PSRでいえばコロナ前のままで放置されています。しかし、金利は徐々に上がっているものの全体で見ればまだまだ低い水準です。金融緩和・お金がだぶつく曲面はまだまだ続くので、2020年の3月以降にコロナOK組みに見られたように、全てのコロナNG組の株価が上がっていくということが理論上はあり得ると思います

あくまでも、私の考えになりますが、皆様のPF構築の参考になれば幸いです。2020年も12月を残すのみです。しっかり1年を終えたいなと心から願うばかりです。あげすぎてしまったので大型調整がほんと怖いですね、、、

今後もよろしくお願いします

ここまで読んでいただきありがとうございます。やすブログでは、テックニュースやテック株の解説記事を引き続き書いて行こうと思います。今日はワクチン承認後のPFのコンセプトについて書いていきましたが、今後はこれらをもとに個別銘柄分析なども再度増やしていこうかなと考えてます。

最後に、投資はあくまでも自己責任でお願いしますプライバシーポリシー・免責事項をよくお読みください。今後も良い記事を書いていきたいので、引き続き応援よろしくお願いします。

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