こんにちは!やす(@Yasushi_1985)です。今日はトランプ大統領が「国家非常事態」宣言をしましたので、その中身の考察をしていこうと思います。細かいのもあるのですが、今回は新型コロナウイルス感染症に対して特に重要なことを上げていきます。
英語の記事はたくさん出ていますのが、今回は以下の2つの元に説明していきます。
書いた後に見つけたのですが、日本語の記事でしたらBBCが一番詳しいかなと思います。他の記事は、トランプ大統領の批判を主眼に置いた記事が多い印象です。。。。
新型コロナウイルス対策に5.5兆円
アメリカ政府は新型コロナウイルス対策に5.5兆円を準備しました。これらは各州、病院、製薬などの目的に使用されるとされ、新型コロナウイルス対策のワクチン・検査・治療のために使われます。これにより、各州は連邦政府から直接支援を受けることができ新型コロナウイルスの対策にあたれるとのこと。また、保険がない人でも適切な検査・治療が進められるようにするとのことです。
5.5兆円って想像できないと思いますが、かなり巨額です。日本の国家予算が100兆円、日本の防衛予算が5兆円、米国のスタートアップへの年間投資額が10兆円ほどと比べれば5兆円がどれだけ大きいかなと予想できると思います。医療機関は軽くバブルになりそうなインパクトですね。
なお、経済対策の予算はこれとは別に用意されてますが今回は割愛します
検査キットを50万人分直ちに準備。最寄りのドラッグストアで検査体制
50万人分のキットが翌週(3月16の週)に準備されるとのことです。ただ、これは各記事で量や時期がやや異なっています。また4月中には合計500万人分のテストキットが準備されるとのことです。
政府は、Target, Walgreen, CVS, Walmartなどと連携してこのテストが受けられるようにしていくとのことです。
記事では明確に書かれていませんが、無保険の方でもテストが受けられることが期待されてます。
ドライブスルー検査実施予定
そしてついにきました、ドライブスルー検査の実施です。後述しますが検査が必要な人は指定された場所(おそらく上記に上げたドラッグストアなど)で車に乗ったまま検査が受けられるとのことです。
これは僕も少々驚きました。日本で散々論争が沸き起こっているいわゆる韓国式です。アメリカは検査数を増やして感染者数を正確に把握していく手法を採択していくようです。
Googleが新型コロナウイルス専用サイト開発
また、政府は今回Googleにコロナ専用のウェブサイトの開発を要請しているとのことです。正確にはGoogleではなく、Googleの子会社である「Verily」という会社が開発しているとのことです。
記事によれば1700人ものエンジニアが絶賛開発中とのことで、早ければ1、2週間でベイエリアから徐々に解放していくとのことです。
ウェブサイトでは、まず簡単な症状に対する質問が用意されて、そこで検査の必要性を判断するようです。トランプ大統領も必要じゃない人には受けないでほしいという趣旨を言ってましたので、おそらく医療崩壊が念頭にあるのだと思います。記事には書かれてませんが、検査の必要性があればおそらく近くのCVS, Walgreen, Target, Walmartで検査を受ける手はずを整えるのだと思います。
また記事には書かれてなく、私の予想になりますが、その後テスト結果の受け取り、陽性だった場合の次のステップなども開発中のサイトで管理することが想定されます。この辺りは中国や韓国で起きた医療崩壊をどう防ぐかをかなり考えられて作っていると思います。
病院が承認得ることなく体制を整えられるように
最後にこれがかなり重要なんですが、今回非常事態宣言をしたことにより様々な承認が非常に素早くなるとのことです。例えば、病院の施設に関しても病院にかなりの意思決定権が与えられ、必要な設備であればかなりスピーディに拡張できるようになるとのことです。
また、上述したように設備に投資するための十分な予算は計上されているので、新型コロナウイルス対策に必要な医療リソースはお金の面でもプロセスの面でもかなり素早く整備が進むことが期待されます。
どの記事が失念してしまいましたが、テレビによる医療相談も対応していくとの記述もありました。
新型コロナウイルス対策まとめ
今日の発表によって、アメリカ国民が抱いてた新型コロナウイルスに対する不安が少しは、もしくはかなり払拭されたのではないかなと思います。
アメリカの病院は日本と違って気軽に行けるものではないので、保険がない人は当然躊躇するでしょうし、プライマリードクターを設定してない人は中々行きづらいという側面もあったと思います。とりあえず国が新型コロナウイルスに対する入り口を用意してくれるというのは一定の安心をもたらしたのかなと思います。
また、Googleが作っているウェブサイトも気になります。これはおそらく医療崩壊を防ぐ意図で作られていると考えます。どこまでのものができるかわかりませんが、陽性後の経過観察、ビデオ診療、行くべき医療機関などがSSNで一本で管理され適切にトリアージされることが期待できます。
株価への影響
今回のトランプ大統領の発表を受けて、NYダウは大きく上昇しました。マーケットは今日の発表を受けて新型コロナウイルス感染症に対する不安が少しは取り除かれたと評価したようです。
先日の記事でも書いた通り、アメリカは3月9日にコロナ感染が本格的に始まりました。向こう1、2週間で感染者数はかなりの人数で増えていくでしょう。
アメリカの株価がここで底を打つのか、さらに大きく下がるかはこの1、2週間の死者数によるかなと思ってまして、アメリカが日本みたいに低いままで抑えられるのであればコロナ自体の影響はここで下げ止まるのかなと考えてます。ただ、4月以降に経済の数字が出てくるのでそこで落ちるかどうかはまた別です。
ただ、楽観的に考えてますが、今回の対策が正しく回ればアメリカ国民が病院に一気に殺到して医療崩壊が起きることはないのかなと考えてます。中国、日本、韓国、イタリアの良い点・悪い点を勉強して良い対応をしているのではないかなと思います。
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ここまで読んでいただきありがとうございます。今後も良い記事を書いていきたいので、引き続き応戦よろしくお願いします。
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