2030年はこうなる! 米国トップVC「a16z」が予測

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2030年の生活はどうなっているか?

こんにちはやすです。米国でも本日より本格的に始動し始めて、特にCESという大型イベントがラスベガスで開催されており早速盛り上がりを見せている2020年です。今日は、昨年末に発表された2030年の予測という動画の解説記事になります。非常に見応えのある動画なので英語ですが是非見てみてください。

こちらの動画はANDREESSEN HOROWITZ(以下、a16z)というアメリカの超有名ベンチャーキャピタルの予想となっており、過去にはFacebook, Lyft, Slackなど次々と有名企業への投資を行なったことでa16zが投資したスタートアップは必ず成功すると言われてるほどの凄腕VCになります

当然、そのようなTOPベンチャーキャピタルが予想する2030年はもっとも信頼できる予測未来の一つと言えます
(こちらに記事もあります。画像は全てこの記事から引用したものになります)

Imagining Our Future Through Tech

要約

30分にも渡る動画なので、要約を荒くまとめると以下のようになります。

  • ヘルスケア : 技術が進歩し生活の至る場所で健康情報を収集し予防が効率的になる
  • バーチャル : 人々はリアルとバーチャルで生活する
  • AR : ARコンタクトレンズによってリアルに情報が付加される
  • パーソナライズ : データによってビジネス、生活が全てパーソナライズされる
  • インフルエンサー : ビジネスの中心に成長する
  • 乗物 : 電車ではなく2−3人乗りの小さな乗り物で線路などを走るようになる
  • ロボット : 技術が進化し、人々の生活(特に高齢者)を支える
  • 脳波 : 脳波を読み取る技術が進化し夢でさえ記録できるようになる

動画はこれらの技術革新を一人の女性の1日のモデルケースに当てはめて解説しているのでより具体的な未来が想像しやすいと思います。この記事では一つ一つの技術革新について簡単に説明していこうと思います

ヘルスケア

生活のあらゆる場所で健康状態を計測できる未来が到来します。例えば、スマートトイレでは毎日排泄物を検査し、糖尿病など重大な疾患を事前に検知。スマートミラーやセルフィからわかる顔色や肌の状態からもガンや鬱などの事前診断が可能になるとされています。

ただし、これらの技術革新はプライバシーとビジネスモデルの問題があり。それらを解決しなければならないと予想しています。

バーチャル

人々は生活の半分をリアル、半分をバーチャルで生活するようになり、毎朝スマートミラーで現実世界の服とバーチャルの世界の服(アバター)を選ぶようになると予想しています。バーチャルの世界は例えば、ビジネスにおけるミーティングはオフィスに行くことがなく全てバーチャルの会議室で行われると予想しています。2030年はチームはグローバルチームで働くのが当たり前になり、会議も全て自動翻訳で自身の国の言語でミーティングが可能にはなりますが文化の翻訳までは無理で、ミーティングではしばしば文化の違いそのものに議論が移ることもありそうです。何れにせよ、物理的なオフィスに集まるのがどんどん非合理的な世の中になっていくという印象を持ちました。

AR

VR/ARの技術革新が進み、2030年にはついにコンタクトレンズのサイズになると予想しています。ARコンタクトレンズによって現実世界に情報が付加され、例えば以前会った人の名前などは人々の頭の上に表示されます。それだけでなく、ビジネスのミーティングなどにおいて参加者の興味レベルや疲労感なども全て可視化され、効率的にミーティングが行えると予想しています。

パーソナライズ

2020年でもすでに多くの分野で実現されているパーソナライズ化ですが、2030年はより進むと予想しています。例えば、家の家具の配置ですら朝起きた時の「起床モード」の配置から朝のランニングに出かけている間に「朝ごはんモード」に自動で家具が移動します。また、週末には「パーティモード」に合わせてバーカウンターも自動で出てきます。

また、食事も完全にパーソナライズ化され、前述のヘルスケアの情報と個人の嗜好性を元に食事も全て自動で準備。人工肉をはじめとする合成食がこの未来に大きく寄与すると予想しています

インフルエンサー

これは特に動画内で直接言及されてたわけではないですが、インフルエンサーを中心としたたくさんの事例が紹介され、a16zが今後のビジネスがインフルエンサーとファン中心のビジネスに以降していくというものを示唆しているものとして私は読み取りました。

例えば、ビジネスの会議でとある有名インフルエンサーブランドの服を企画するとします。2020年の今日ではデザインのA/Bテストを行ったり、実際のテスターを集めてインタビューをしたりして短くとも1週間はかかるプロセスでデザインを決めます。

しかし、2030年はAIがインフルエンサーとファンの嗜好性からいくつかのデザインパターンを自動生成。そして、A/Bテストもファンに自動で投票してもらい1日でデザインの決定まで進むと予想してます。ファンはインフルエンサーからの投票(テスト)はビットコインなどの仮想通貨で支払われるかもしくは、インフルエンサーコインで支払われより積極に的に調査・テストに参加が可能な世の中になります。応援しているインフルエンサーが有名になればなるほど儲かる仕組みでテストの自動化がより進むと予想しています。

乗物

すでに自動運転などの技術革新が進んではいますが、2030年には電車やバスの小型化が進み3−4人乗り程度の乗物に人々は乗るようになります。自動運転との違いは、これらの乗物は線路などの専用軌道を走ることによりスムーズに目的地に到達できると予想してます。日本ではあまり想像ができないですが、世界やアメリカでは1時間に1本程度しか電車が走ってないところも多く、そういった大型の乗物が小型化することにより、乗りたいときに乗りたいところまでオンデマンドで列車を走らせることが可能になるという予想です。技術的には2020年の技術でほぼ可能だとしていますが、最後の難関はより多くのYES(賛成票)が政治(規制)に対して必要としているところがこの予想の面白いところの一つです。

ロボット

ロボットがより人々の生活を支えるようになります。例えば、高齢者向けには尻尾のようなロボットが登場し、歩いたり、走ったり、ものを持ち上げたりするときに、適切にバランスやパワーを保ち高齢者の生活を豊のものにします。また、離れていてもキッチンに設置してあるロボットアームを遠隔で操作することにより、離れた家族に美味しい食事も提供することが可能だと予測しています。

脳波

最後に、脳波を読み取るための技術が大きく革新し、寝ている時の夢を自動で記録してシェアするということでさえ可能になると予想しています。それだけでなく、脳波から音声を発生したり、絵を書いたりと、様々なことに応用が可能です。

まとめ

いかがでしたでしょうか?これらは私自身の予測ではなく米国のTOPベンチャーキャピタルによる予想というところが非常に面白い2030年予測になります。彼らも当てずっぽうでこれらの予想を描いているわけではなく、動画の後半では根拠となる現時点の技術と10年後に到達できる推測に基づいて未来を描いていることが伺えます。それだけでなく、彼らもこれらの未来に巨額のお金を投資していくという意思の表れではありますので、学者や評論家が予測未来とは違い彼ら自身も投資という形で未来にコミットしていくこととなります。それは予測というより彼らの創りたい未来像とも言えるのです。おそらく幾らかは夢物語ですが、幾らかは実現する未来なのでしょう。こういった動画記事を元に2030年を考えていけば自身の生活やビジネスに役に立つことは間違い無いでしょう。

では次の記事でお会いしましょう!TwitterのフォローやYoutubeのチャネル登録などよろしくお願いします。

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