英語力ゼロの僕が米国でビジネスができるようになるまで

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雑記(ポエム)

こんにちはやす(@YasLovesTech)です。いつも英語の和要約記事ですが、今日は肩の力を抜いてポエムを書いていこうと思います。

今日のポエムは誰に向けたメッセージか?
=>英語力ゼロの社会人でビジネスで英語を使えるようになりたい人
=>仕事では使えるけど電話やネットワーキングパーティは苦手
=>1人でクライアントに行くのは敷居が高い

なぜ今回のトピックを書いたかというと、周りには英語ができる人がゴロゴロいるように見えますが、英語ができる人の背景はいろいろです。そもそも親が英語話せたり、帰国子女だったり、留学生だったり、英語ができると見せかけて限定的な範囲でしか英語を使ってなかったり。そういった多種多様な背景があるにも関わらず巷にはいろいろな英語の情報が溢れており、その多くは社会人から英語を使ってビジネスをする人向けのものがほとんどないと思います。僕の感覚ですが英語ができるようになった人のストーリーには2種類存在し、

1:英語に恵まれた環境での生存者バイアス
2:本当の意味で英語を使ってない(限定的な範囲でしか英語を使ってない)

このような背景の情報が多く出回っているため、社会人から英語を学びビジネスで交渉などができる英語力を身につけた人の情報がほとんどないのではないかと思い今回のポエムを書きました。少しでも、そういった方々のお役に立てればと思います。

なお、本投稿では英語の勉強法など全く触れておらず。英会話力のコンセプトを中心に書いていこうと思います。コンセプトは非常に重要で英語力のレベルは個々によって様々で英語の勉強方法もそれぞれに応じた勉強方法が必要です。全員に対応できる唯一無二の英語勉強方法はありません。コンセプトを理解することによって必要な英語の対処方法がわかると思います。

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まとめ

  • ビジネス英会話には基礎力が超重要
  • TOEICベースで900はないと深い会話はできない
  • 基礎力無くしてリスニングなどの会話力トレーニングは効率が悪い
  • 基礎力をベースとして会話力向上は場数を踏むしかない
  • お酒の力を借りてパーティに40回行く

本題に入る前にやすの英語力について

本題に入る前に、やすの英語力について紹介させていただきます。私の元々の英語力はいたって普通の日本人の英語力で、日本人の両親の元に生まれ日本で育ち、英語の勉強といえば受験英語を頑張ったくらい。難関大学ですので受験英語はそれなりに自信はありますが、大学卒業後は英語を全く使わず27歳まで日本の企業で働いてました。

海外に行きたいと思い始めたのが27歳ですが、その時に受けたTOEICは630点だったと記憶してます。平均からするとやや高いかもしれませんが、海外で英語を使うには程遠い英語力です。それから2年英語を勉強し29歳で渡米(TOEIC730点)。5年経った今ではアポ取りからクライアントとのミーティング、投資家とのミーティング、イベントの登壇、パーティでのネットワーキング、人の採用、契約書を弁護士とレビューなど米国のベンチャーキャピタルでおおよそビジネスで必要な英語力を問題なくできるレベルまで達することができました。

最初の2、3年はアメリカ企業にいるものの限定的な範囲でしか英語を使うことができず、電話でのミーティングや、1人で対外的なミーティングに赴くなど本当はほとんどできていませんでした。私も当時は相当もがき苦しみなかなか壁を突破できなかったこと今でもよく覚えてます。こういった経験のある海外在住の方も多いのではないでしょうか?私の経験が少しでもお役に立てたらと思いポエムを書き記します

基礎力無くして絶対話せない

まず最初に基礎力のお話をさせていただきます。よく巷では、聞くだけで英語とか、洋画を英語で見たら話せるようになるとか、留学してパーティ行ってたら話せるようになったとかいう話を聞きますが、少なくともビジネス英語においては基礎力無くして絶対に話せるようになりません。また、一方でビジネス英語は簡単という意見も聞きますが交渉などを含む英語は決して簡単ではなく高度な基礎力が重要です。

ビジネス英語と基礎力

よくビジネス英語は簡単だと言われますがそれは大きな間違いです。それが単にタスクや些細な問題を解決するためだけのものであれば非常に簡単です。ですが、実際にネットワーキングや交渉の場となると相手の話を理解し聞くだけではありません

*相手の言ってる建前の裏側の本音
*相手が本当に必要としているものとそれに対して提供できるもの
*相手の情報を元に仮説を立て計算する
*欲しい情報を引き出すために次聞くべきこと
*良い条件を引き出すためのこちら側の提案
*ネクストステップのちょうど良い落とし所
*良好な関係を築くための距離感
*気の利いたアイスブレイクなど

上記のようなことを同時並行で考えながら、Q&Aで聞いていくだけではなく会話を楽しむようにビジネスの会話を上手に進める必要があります。相手の話を聞くだけであれば多少のリーディング力と多少のヒアリング力があればできますが、上記のようなことを同時並行で考え実行するには相当な英語の処理能力が必要です。こういったビジネス英会話をするには英語の聞き流し程度でできるわけはなく、相当な基礎力が必要です。

基礎力とは?

一言で言うと、リーディング力です。深いビジネスの英会話、実際にビジネスの相手とやり取りするには高度な読解力が必要不可欠です。これは日本語に置き換えてみるとよくわかります。私たちも、中学卒業くらいでは非常に低レベルな日本語と会話力を持ち合わせていませんでした。高校でより高度な現代文を読み解き、大学に入り新聞や難しい記事を読み始め、また徐々に社会人に触れ始める。あまり意識はしてませんですが、そうやってビジネスな必要な語学力を高めていったのです。英語も同じです。英語でビジネスに必要な処理能力を得るにはひたすらに読解力を高め耳から入ってくる情報を爆速で処理し上記に挙げたようなビジネスに必要な思考を同時に張り巡らすには兎にも角にも高度な英語の読解力を必要とします。

基礎力向上にTOEICを活用

私はこのビジネス英語の基礎力向上に対してTOEICの勉強を中心にしていました。TOEICに賛否はあるものの、私としては正直どんな英語のテストでもいいのでリーディングを強化し高得点を取ることが最重要と考えます。確かに、TOEICやTOEFLなどのテストができるだけでは会話をすることはできませんが、逆にうとTOEICすらできないでビジネスに必要な処理能力は養われません。個人差はあると思いますが、ビジネスで高度な会話をするには最低900点は必要と考えます。

会話力よりも基礎力

私は恥ずかしながら27歳の時に630点を記録し、29歳の渡米時は730点。渡米後、すぐに現地のゲーム会社で働き始めましたが、正直太刀打ちできませんでした。最初はあまりにも議論や会話ができないので、リスニングやスピーキングを中心に勉強してました。シャドーイングをやってみたり、チューターを雇ってみたり、ランダムにパーティに行ってひたすら話してみたり。これらは効果はありましたが、効率で考えたら会話力中心の勉強法は非常に効率が悪い勉強でした。こういった会話力中心のトレーニング方法は単純に聞くだけ、質問を聞いて答えるだけの英会話には一定の効果を発揮しますが、長い話を聞いた上で解釈して質問したり、自ら難しい事象を説明すると行った高度な英語力に繋がることは全くありませんでした。

こうやって渡米後も効率の悪い2年間を過ごし英語力の向上を初めて実感できたのは再度、基礎力としてのTOEICの勉強に打ち込み800から900まで点数を伸ばした時が一番の英語力の向上を実感しました

英会話ピラミッド

ここまで長々と話してきましたが、ここで私の好きな画像を紹介します。これは私が英会話力をブレイクダウンするために使う英会話ピラミッドです。


ここまで読んでいただければなんとなく言わんとしていることはわかると思いますが、重要なのはリーディング力とリスニング力は並列ではないと言うことです。会話やリスニングを中心とした会話力のトレーニングを集中的に行っても耳力が鍛えられるだけで、本当の意味での相手の会話を理解し、適切に返す会話力はリーディング力のレベルまでしか会話のレベルが上がりません。荒く言うと、幼稚園児レベルのリーディング力でどれだけ英会話のトレーニングをしても会話力は幼稚園児レベルまでしか上がりません。それがいつまでたっても天気の話と出身国の話しかできない元凶です。パーティに行っても一言、二言話して相手が去っていく理由です。あなたと話していても会話が園児レベルで会話に価値がないのです。 こんな経験が多くの人にあると思います

聞くだけで英語ができるようになったとかそういった話をよく聞きますが、それは基礎力としての英語力ができていたか、会話のレベルが極めて低レベルに留まっている可能性が高いと思います。もっとも基礎力が高ければ耳力(英語を英語の音として認識する能力)の構築は比較的簡単です。ある日突然英語が聞けるようになったと言う類の経験はおそらく基礎力が高かったため耳力が短期間でブレイクスルーしたか、聞けるようになった自体が嘘です。

基礎力を鍛えたあとその後

パーティで皆が私を避けていく

しかし、基礎力が高くても会話ができるようになるまでにはまだまだ超えなければならない壁が多く存在します。時期的にはTOEICは900点レベルであるものの会話が弾まないという事象です。これも日本語で置き換えるとよくわかります。

少なくとも日本で義務教育を受け高校を卒業した日本人であれば語学力としての日本語はほぼ不自由なく使えるレベルだと思います。ですが、中にはうまくコミュニケーションが取れない人もいるのは事実です。ひたすら自分の自慢だけを話してくる人、話しても何もリアクションがない人。中には先天的な人もいるので非常に申し上げにくいのですが、こういった方々と話していても会話は全く盛り上がりません。こういった経験がある人も多いのでしょうか?彼ら(彼女ら)は日本語しての能力は十分にあるものの、必要な会話力が身についてないまま大人になってしまい会話力を身に付けるタイミングを逸してしまい、社会人になっても独りよがりのコミュニケーションを続けてしまい中々会話力が向上しない悪循環に陥っているのではないでしょうか?

社会人としてビジネス英語を身につける人は、まさにここからのスタートになります。多くの人に経験があると思いますが、パーティなどで話しかけられても一言、二言話して相手が去っていくのはあなたの会話力が劇的に低いからなのです。

会話力はビジネスに必要か?

でも中には、ビジネスはそもそも目的ありきだしコミュ力や会話力なんて必要なんてないのでは?と考える人がいるかもしれませんが、それは間違っています。私自身も会話力ゼロから1人でパーティに言って何人かビジネスコンタクトをゲットするまでに成長しましたが、ビジネス英会話こそ会話力を必要とします

これは日本と英語圏(特にアメリカ圏)の文化の違いを理解する必要があります。日本はビジネスの場ではかなりフォーマルな形(敬語など)で行われるため、会話を楽しむと言うよりミーティング自体がドライにサブジェクトに沿って進んでいく傾向が強いかなと思います。ですが、英語圏(特にアメリカ)ではこう言ったコミュニケーションは次につながりにくい傾向があります。日本人にありがちですが、プレゼンに沿って粛々と進めたり、Q&A形式でミーティングを進めていくのは嫌われる傾向にあると考えてます。

ミーティング自体の会話を楽しむようにできるようになったのはここ2年くらいですが、明らかにネットワークの質が上がっと感じています。英語圏(特にアメリカ)ではビジネスにおいても話してて面白い人と思われることはかなり重要です。

会話力は場数しかない

正直、会話力は場数を踏むしかないと思います。私も渡米時は中々会話を進めることができず、会話をすることができないから、会話力が上達しないという悪循環に陥ってました。最初の1年なんかパーティに行ったらグラスを持ってウロウロして2、3人と二言、三言だけ話してあとは日本人と話して終わりというパーティがいくつもありました。

この状況を打ち破るために重要なルールです

週に2、3回は意識的にランダムなパーティに行く
絶対に日本人がいるとこには行かない。1人で行く

これを徹底してください。最初の20回くらいはうまくいきませんが、40回目くらいになると徐々に会話が弾むようになるはずです。とは行っても、中々話すきっかけや話しかける勇気がわかないと思いますので簡単な方法を教えします

パーティ会場に着いたらグラスを一気飲み
二杯目を片手に会場を回る
30分以内に三杯目へ

もちろん人によって酒が強いか弱いかがあるのでそこは個人によって量を調整すれば良いと思いますが、重要なのはパーティ会場に行ってから即トランス状態に入ることです。酒の力を借りましょう!酒の力を借りてこう行ったパーティの場数を踏めば40回目くらいになる頃には徐々に会話が弾むようになっているはずです

ちなみに、まわり英語ネィティブがグループで来てて親しげに話してるのをみて孤独感を覚えることがありますが、彼ら・彼女らも1人で来て即グループを形成してるケースが多々あります。ほんと初対面なのにまるで数ヶ月前からずっと知っているかのうようなコミュ力です。特にアメリカネィティブのコミュ力は本当にいつまでたっても勝てないなぁと思います

今後もよろしくお願いします

ここまで読んでいただきありがとうございます。特に数字や事実もない完全なポエムでしたが皆様の英語力の向上にお役に立てたら幸いです。最後に重要な要点だけまとめます。

TOEICなど英語テストで高得点をとり基礎力を高める
基礎力をあげてから飲み会に40回行く

今後も良い記事を書いていきたいので、SNSなどで拡散など応援いただけると非常に励みになります。Twitterのフォローやシリコンバレーの情報をお届けするメルマガ登録などよろしくお願いします。

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