こんにちは!やす(@YasLovesTech)です。2020年Q2の決算もほぼ終わり、ハイボラな日々が続きますが徐々にマーケットは落ち着きを取り戻してきたのかなと思います。私的には9月上旬の暴落で潮目が変わったかなと思ってますので、今日は年末にかけて仕込むべき銘柄という内容の記事なります。
・金融相場から徐々に業績相場へ
・全ての銘柄が上がる局面は終了。実力のある銘柄が上がる局面へ
銘柄選定条件
・Y/Y45%以上の劇強銘柄
・Q1 => Q2で成長力を維持したもの(成長力の差が−2%以上)
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全体的な相場観
コロナショック後、2020年9月上旬に至るまで株価は上昇し続けてきました。9月上旬に一旦大きな調整が入りました。一般的には、これまでの相場は金融相場と理解されてます。金融相場とは、景気後退・経済危機において低金利・金融緩和などによって一気に株式に資金が流れる事象のことを指します。
ただ、この金融相場は9月の大幅な調整で、徐々に業績相場に移っていく過程なのかなと考えてます。9月の調整ではGAFAMを中心に高PERに耐えられなくなり、株価が現金利下における適正なPER、PSRまで下落したのではないかと考えてます。
その理由としては、グロース銘柄はいち早く割高になっており、7月上旬から一定のPSR以上になかなか上がらず何度も調整を繰り返してきました。ただ、CrowdStrikeのようにコロナ禍でも強い銘柄はちゃんとこの状況でも株価が伸びています。これらはGAFAMをはじめ他銘柄にも当てはまるはずです。
まだまだ、コロナ禍が続いており、観光や飲食などを中心に経営が苦しい企業も多く存在します。ただ、経済は徐々に再開しており、ロックダウンなどの状況を鑑みるに実体経済は4月−6月に底を打ったのかなと考えてます。ここから先は、徐々に業績が回復し始める企業も出てくると思います。その最初の決算が2020年Q3になります。
とは言っても、まだまだ経済はボロボロです。FRBは引き続き低金利に据え置くことを示唆しており、低金利は2023年まで続くと言われています。まだ金融相場にいるとも考えられますが、徐々に金融相場に移っていくのかなと考えてます。
全ての銘柄が上がる局面は終わった
少なくとも個別の銘柄レベルでは、全ての銘柄が関係なく上がる局面は終わったのかなと考えてます。ここから先は、業績抜きでは株価が上がることはなく適当に買ってると本当株価が上がらない局面が続くのかなと考えてます。
特に9月に調整が入ったとはいえ、GAFAMを中心に割高な銘柄は多く存在します。これらの銘柄は9月30日の時点でも、まだまだ割高水準にいます。ちょっとくらいの業績回復では、この割高水準を是正することはできないでしょう。私自身はAmazonを除くGAFAMの業績は回復に時間がかかると考えてるので、少しは良い決算が出ると思いますが完全に割高が是正されるのは2021年1月末の決算かなと想定してます。それまでS&Pなどの指数を含めヨコヨコ展開が続くのではないかなと想定しています。
どういう銘柄を買うべきか?
徐々に企業の業績がフォーカスされる中、どういった銘柄を買うべきかについて考察します。今まではハイテクの株価が大きく上がってきたので、今度は主にバリュー株のターンだとは思いますが、私のブログであくまでもグロース株にフォーカスして考察していきます。バリュー銘柄の選定ができるのであればバリュー銘柄の投資はいいんじゃないかなと思っています。
グロース銘柄が直面するリスク
1)PSRが既に限界まで高くなっている
2)バリュー株へ資金が循環しやすくなる
3)長期的には金利上昇により資金が流出しやすくなる
グロース株は2020年9月30日の時点で、割高を示すPSRはかつてないほどの割高PSRになっています。7月から観測している限りは、一定のPSRよりから上昇する傾向は見られず、今のPSRより株価が上がろうとすれば度々調整が入るということを7月から繰り返してます。
また、ワクチンの開発がそれなりに順調に行っているという認識なので、ワクチンの配布が始まれば徐々にバリュー株への循環(資金流出)が発生すると考えてます。
また、長期的には金利が上昇することを少しは念頭に入れなければなりません。金利が上昇すると今のPSR,PERは徐々に低下していることが考えれます。
この1−3のリスクを鑑みて、各種グロース株は20%ほどの下方リスクをいつでも抱えているという認識を持っておいた方がいいのかなと思います。それゆえ、ここから先はこのリスクを念頭に置きつつ、含み益を育てて、常に30%超の含み益を維持しておく状況にしておくのがいいのかなと考えてます
銘柄選定の2つの条件
・売上前年同期比 Y/Y45%以上の劇強銘柄
・Q1 => Q2で成長力を維持したもの(成長力の差が−2%以上)
個別の銘柄の分析や、割高・割安の判断はまず最重要ということは予め前提として申し上げますが、もし銘柄選定の条件を上げるとすれば上記のようになります。
上記にあげたリスクの通り、今後はグロース株から資金が流出しやすい状況が発生します。最終的には、業績を上げ続けてるのはグロース株なので、最終的なパフォーマンスはグロースが高くなると信じてますが、それでも1時的に10% – 20%落ちることはこれから先発生しうるのではないかなと考えてます。その下方圧力に今後も耐えるとすれば、やはり企業自体がYtoYで50%成長を超えている会社が投資対象としてはいいのではないかなと思います。
また、コロナ禍においてグロース株の中心であるテック企業も苦戦しているところが多くあります。ほとんどの企業が成長力を落としています。7月ー9月に若干上向いてるものの、まだまだ足元のビジネスの状況は厳しいところが多いです。Q1->Q2で競争力を落としているところは基本的に営業がうまく行ってないので、こういった会社はQ3も苦戦が予想されます。逆に、このような状況下でも成長力を維持できたものはかなり強い銘柄と推察されます。Q1からQ2でY/Y成長の差分が−2%以上あれば基本的にコロナ禍でも超強い優良銘柄と推察されます
セクターバランスも非常に重要
今までの成長はテックなどコロナ禍において強いと予想されたテック銘柄が中心に伸びてきましたが、すでにかなり割高の水準になっています。例え、上述の条件を満たしている超優良企業であったとしても割高の銘柄はなかなか伸びにくいと思います。
グロース株を無意識に選ぶとテックが多くなりがちですが、ヘルスケア・Eコマース・金融・フィットネスなど非テック・反発領域のグロースを選んでいくことも重要なのかなと考えてます。
例えば、私は最近Square(スクエア)に注目してますが、Squareは小売店向けにPoSシステムを販売している会社です。PoSシステムはまさに、コロナ禍で打撃を受けているマーケットで、売上的には4月-6月が最悪で、今後ワクチンなどが整備されることによって徐々に回復していくマーケットかなと思ってます。そう言った感じに、今後の反発需要が予想される銘柄もバランスよく選定していくことが重要だと思います。
条件に合致した銘柄リスト
私が知ってる限りの一部の銘柄ですが、こちらが条件にあった企業一覧になります。こうやってみてみると、よく話題に上がる銘柄が多いですよね。話題に上がるにはやはりちゃんと理由があるのだと思います。ちなみに、「やす」は私が保持している銘柄です。
もちろん、何度も言いますが、個別に分析が必要ですし、また優良企業であっても割高な銘柄な場合は株価が上がりにくい状況になっていると思います。特にSaaS x テックは超がつくほどの割高なので他のセクターを狙ってみてみるのもいいかもしれません。
もし、これ以外に条件に当てはまる株があればTwitterなどで教えていただけると嬉しいです。
今後もよろしくお願いします
ここまで読んでいただきありがとうございます。やすブログでは、テックニュースやテック株の解説記事を引き続き書いて行こうと思います。
最後に、投資はあくまでも自己責任でお願いします。
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